Hyfaxのこと(2)

このテーマを進めるにあたって、どうしようかいろいろ考えたのですが、まずはディスクイメージを作るところから始めることにしました。
QEMUでの実行ではプログラムを指定というよりディスクイメージを指定しするので、これがないと何もできません。今回はFAT16の32MByteのハードディスクイメージを作成します。

作り方はこれ。

ddでファイルのガワを作って、パーティションテーブル作って、ブート可能にして、フォーマットしてます。
まんまですねw

プログラムの方なんですが、オレオレOSというかオレオレ環境なので、どんな構成でも構わないっちゃ構わないんですが、FAT16を選択してしまった以上、決まったお作法があります。

Fat構造だとまず最初にMBR(Master Boot Record)から512Byte 読み込んで実行します。そこでパーティションテーブルを確認して、最初にブート可能なパーティションのVBR(Volume Boot Record)の位置を取り出して、そこを読み込みます。
VBRでは実行するプログラムをファイルシステムから探して読み込みます。

というような、ちょっと面倒くさいお作法になります。
都合上、MBRに置くプログラムをboot0.bin、VBRに置くプログラムをboot1.bin、ファイルシステムから読み込むプログラムをmonitor.binとしています。
アイキャッチの図の通りです。

今回はboot0.binを作りたいと思います。
これは結構楽なんですよね。なにせMBRに置いておけばあとは勝手に読み込まれて実行されるので。
まずは「とにかく動けばいいや」というコードを書いてみます。実はVBRの位置は0x800セクタ、VBRの大きさはMAX4セクタとわかっているので、パラメータを揃えて実行するだけです。
こんな感じ?

確認用に読み込んだ内容の先頭16バイトを表示しています。実行結果はこんな感じ。

ディスクイメージをダンプするとこんな感じ。

セクタ0x800、バイトで0x100000の先頭はeb 3c 90。正しく実行されてますね。

さて、骨格ができたところで肉付けを。というかパーテションテーブルをきちんと見るように修正します。パーティションテーブル、4エントリをなめて当たりを探す処理を追加です。
一気に行っちゃいます。

事項結果は前と変わらないので省略。
最後にboot0.binをディスクイメージに書き込む例を挙げて終わりにします。
パーティションテーブルより前の446バイトを書き込んでいます。

お疲れさまでした。(主にわたしが疲れてるという……)

《2025/12/3 223:41:32》

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